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児童虐待の解決法について提案いたします。

児童相談所の組織に問題があるとか、人手不足だとかいう話もありますが、それらを改善したところで、増加する一方の児童虐待の根本的な解決にはなりません。本当の解決のためには、虐待の原因の除去を図らなければなりません。

では、虐待の原因は何なのでしょうか。

それは、夫婦の相性の不一致です。夫婦の相性が悪いと、そこには必ずストレスが生まれます。世の中には、自分のストレスを管理するのが上手な人と、下手な人がいます。自己管理が上手な人は、ストレスをなんとか抑制することができますが、下手な人はそれが必ず誰かに対する暴力的な行動となって現れます。それがDVや子供に対する虐待になるのです。特に、外面の良い人は、自分の体面を維持するためにさらなるストレスを抱え込み、時にそれが爆発します。

それではストレスを抑制する訓練をするべきではないか、と言われるかもしれませんが、これからはますます我慢が効かなくなる時代です。それは世の中の傾向を見れば明らかでしょう。今まで自己管理ができていた人も、いつ爆発するかわかりません。

ですから、この問題の解決のためには、夫婦の相性を一致させるしかないのです。つまり、相性の悪い夫婦は別れ、自分と相性がぴったりな人のところに還るしかない、ということです。

しかし、自分と相性がぴったりの人などいるのか?という疑問を持たれるかもしれません。実際に相性の良い夫婦はそれが当たり前だと思うだろう(相性の悪い夫婦が抱えるストレスを理解できない)し、相性の悪い夫婦は、相性がぴったりな人がいるなど信じられないから、自分たちの仲が悪いのは努力が足りないせいだと思うことでしょう。しかし、一旦相性の悪い人との結婚に失敗し、その後相性がぴったりな人に出会って結ばれた人なら、その違いがよく理解できるはずです。これは努力の問題ではなく、相性の問題なのです。世の中のすべての人に、相性がぴったりな相手が存在します。そのことをぜひたくさんの人に理解してほしいです。

けれどもまた、子供がいる場合は離婚するのは良くない、という考え方もあると思います。しかし、相性の悪い夫婦のストレスは間違いなく子供にも悪影響を与えるのです。片親が実の親でなくとも、両親の仲が良いほうが子供はずっと幸せに育ちます。相性がぴったりな夫婦はお互いを信じ合うことができるので、子供も信頼することができます。これに対し、相性が悪い夫婦はお互いを信頼できないので、子供も信頼できず、厳しく躾けようとします。その延長線上に虐待があります。

ですから、問題の解決のためには、すべての人に相性がぴったりの人がいるということを知らせ、その人のところに還ることを奨励すればいいのです。皆、心の中にだれか思い当たる人がいるはずです。けれども子供がいるとか、社会的な制約があるとか、いろいろな理由をつけて自分に正直になることができないでいます。そのような人たちに、「あなたが幸せになってこそ、児童虐待も減らすことができるのだ」と知らせ、勇気を持たせるような施策を行えばいいのです。

だれにでもぴったりの人がいるということは、だれがが相手を間違えると、その相手も玉突き式に相手を間違えることになり、たくさんの人に悪影響を与えるということを意味します。一人一人の幸せは決して自分だけの問題ではないということをよく理解して、みなが自分の本当の相手のところに還ってほしいと思います。

ちなみに、私の感覚ですが、相性がぴったりの夫婦はおそらく全体の三割程度です。相性がぴったりの夫婦の例を挙げると、天皇陛下皇后陛下、皇太子殿下妃殿下、チャールズ皇太子とカミラ夫人、ウィリアム王子とキャサリン妃、安倍首相夫妻、太田光夫妻などです。相性がぴったりだったのに別れてしまったカップルの例を挙げると、元貴乃花と宮沢りえ、小室哲哉と華原朋美などです。

2019/02/07 厚生労働省宛て

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