2004年09月29日 11時10分41秒 |
ほんの些細なこと |
個人的なことで悩んでいる人が多い。 自分としては一生懸命対処しているし、間違っていないつもりなのだが、なかなか問題が解決しない。
どうしてだろう? 自分はどこで間違ってしまったのだろうか。 こんな小さな問題も解決できないとは、自分は本当に力がないな… と思い始めると、ますます自信を喪失していくことになる。
でも実は、ほんの些細なことのように見える出来事であっても、根はとても深いものなのだ。すべての物事は深層でつながっているのだから。表面的には違うことに見えても、質が同じ問題はみんなつながっている。
自分の殻を破れない悩みや、友達同士のケンカは、イラクや北朝鮮の問題とつながっている。 組織の中の葛藤は、プロ野球機構の変革や国政の改革とつながっている。
そのことが理解できれば、どんな些細な問題も一筋縄では解決しないことがわかるだろう。
だから、問題が解決できないのは、あなたが間違っているからでも、力が足りないせいでもないのです。 あなたの直面している問題があまりにも大きいからなのです。 あなたが自分の問題を解決すれば、この世のあらゆる問題が芋蔓式に解決します。 それを考えたら、多少の困難は仕方ない、と思えるでしょう?
開こうとする力と閉じようとする力のせめぎ合い。 開こうとする力は、新しく生まれるものを取り入れようとする。 閉じようとする力は、すでにあるもの、力のあるものを守ろうとする。
開こうとする力が強く働けば、当然それに反発して閉じようとする力も強くなります。 でも、ここで大切なことは、閉じようとする人々の中にも、実は開きたい思いが隠されているのだということ。 開きたいけれども、開くのが怖いだけなのだ、ということ。 開くことの本当の怖さを知っているのは、実は閉じている人なのかもしれません。
だから、開こうとする人には、それなりの覚悟がなければなりません。 何が起きても後には引かない。 その覚悟が決まれば、閉じようとする人も怖さを乗り越える気になるでしょう。 |
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