2005年03月26日 12時10分05秒 |
無為自然 |
本当に「するべき」ことをしているときは、体が自然に動いて力が抜けているものだ。
先日片付けをしたときもそうだった。 朝には部屋の中にあらゆるものが散乱していたのに、それを見てうんざりすることもなく、夕方には間違いなく片付いているだろうという気がする。黙々と作業するうちにいつのまにかきれいになっていて、確かに自分で片付けたのに、全く疲れを感じないし、「自分がやった」という気すらしない。
すべてのことがこのように行われるとき、きっと世の中はうまく回るのだろう。
そのためにはまず、何かを「しなければならない」とか、「頑張らなければならない」」という思いを捨てなければならない。そして心の底から「したい」という思いが湧いてくるまで、何もしないで待つことが肝心だ。 「したい」と思えた瞬間を捉えて行動に出れば、体が自然に動き出す。
けれども「何もしない」ことは、人を不安にするものだ。 どうしても、「何もしないことはいけないことだ、何かをしなくては」と思ってしまう。(これこそが人間の原罪だ!) だからいつも「しなければならない」ことに追いまくられるようになる。 ストレスを溜め、疲れ切ってしまう。
「何もしないで待つ」勇気を持つのは本当に難しいこと。 でも、とても大切なこと。 大丈夫。本当に「するべき」ことなら、必ず「したく」なるよ。 |
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