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プライバシーと著作権

 プライバシーは守られなければならないと思われているが、にもかかわらずプライバシーを侵害する人たちがいる。また、著作権は守らなければならないと教えられる。特に私たちのような職業の人間は講習まで受けさせられるが、にもかかわらず著作権の侵害は後を絶たない。

 実は結論から言えば、プライバシーも著作権も必要ない。と言うより、そもそも成立しない。と言ったら、大変な反発を喰らうであろう。しかしこれは紛れもない真実である。

 すべての人は皆心の奥底で繋がっているのである。ただそのことに気づいていないだけだ。だから本当は誰でも心の内はバレているし、自分が考えついたと思っていることでも、他の誰かのインスピレーションをもらってきただけなのかもしれない。本当に「自分のもの」かどうか怪しいのだ。

 もちろん、労力に見合った正当な対価は要求して構わない。この世で生きていくためには必要なことだから。けれどもそれを越えて「これは自分だけのものだ」と主張し始めたらおかしなことになる。自分が作り出したものを他人も共有してこそ本当の喜びが生まれるのである。なぜならそれはそもそも自分だけのものではなかったのだから。

 

 かつて私が占いをやっていたとき、その対価をもらう気は全くなかった。それは間違いなく「私のもの」ではなかったから。また、このホームページのトップには「このページの無断引用を歓迎します!」と書いてあるが、それはそれらの文章が「自分のもの」だとは思えないからである。書いたのは私であって、私ではない。何かが降りて来た、とでも言うべきか。それが証拠に、かつて自分が書いたものなのに、後で読み返すとまた新鮮で面白い。

 プライバシーがなくなると言われると、恐怖を感じる人もいるかもしれない。でも心配することはない。今までもずっと隠しおおせているつもりでも、神にはとっくにバレているのだから。

 全ての人が心の奥底で繋がっている場所、その場所こそが神であり、源である。全ての人は神の一部なのだ。だから自分が知っていることなら何でも神もお見通しなのである。

2022年3月3日ブログ記事より転載一部改変

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